MAVIC展示会7/17
来年のMAVICのキーワードは「第3世代のホイール」!
その第1弾がTRACOMP(Traction&Compression,硬いスポーク)
を採用した「R-SYS」という新型ホイールでした。
第1世代が1800年代の木製スポークで作られたホイール
(スポークが圧縮=Compressionされる構造)だとしたら
第2世代(現行)はスポークがリムを引っ張るホイールで、
MAVICが提唱する第3世代はカーボンスポークによって
トラクションとコンプレッションの両方を兼ね添えた構造
とのことです。
現行モデルのESと比較して横剛性で30%アップし、重量でも
前後セットで1,355gと10%軽量化されています。
価格は暫定になりますが189,000円。デリバリーは意外に早く
9~10月ぐらいを予定しているそうです。
乗ってもいないんで(笑)乗り味がどうかは言えないんですが
構造的に剛性が上がり乗り味は硬くなりそうなんですが、
そうでもないと。ペダリングで強くトラクションを掛けると
硬く、まったり巡航する分にはカーボンスポークのしなりが
味わえるそうです。一番違いが分かるのがコーナリング特性で
これまでのホイールだと斜めに倒した時に出るスポークの伸び
及び縮みによるロスがないので、別次元の走りができるとか。
TRACOMPでは、カーボンスポークが伸びない(Traction)、無負荷
の状態にならない(Compression)構造のために、低いスポーク
テンションでも十分な剛性があるホイールができたというわけです。
スポーク自体は単一方向性のカーボンファイバーで直径4mm、
内径2.6mm、硬く、圧縮を受けても曲がらないとのこと。
低いスポークテンションで、振れの微調整はリム側でします。
赤いアルミカップでスポークエンド(金)が外からの圧縮に対して
内側に入らないようになっています。
補修部品のスポークは、ホイール片面分1セットの販売になる
そうですが、ESと比較して+1,000円ぐらいと意外にお安くなる
みたいです。
フロントホイールを上から見ると、ワイドフランジにして剛性を
稼いでいます。そのせいか、WINTECHのクイックリリーススピード
センサーを使うとスポークに当たってしまうそうです。
今回発表されたMTB系の新型リム。EN521DISCはディスクブレーキ
専用リムで540g、フリーライドリムの完成形と。その下の一回り
大きいリムはXM719DISC 29″。29″専用リムがとうとうラインナップに。
CROSSMAX 29er。価格は110,250円。20mmアクスルバージョンもあり
価格は115,500円。この他、STの20mmアクスルバージョンとレフティ
バージョン、CROSSRIDE UBというリムブレーキ専用のエントリー
ホイールが加わりました。
新しくなったKSYRIUM SL。内容でいったら今年のESに近いんですが10gの
軽量化で重量は1475g(ED10)。価格は126,000円です。
こちらは同じSLでもSL PREMIUM。内容はSLと一緒ですが、カラーの変更と
ホイールバッグが付属します。ハブ、リム共に黒、ステッカーも小さく
MAVICの考える「高級感」が演出されています。しっかし地味です(笑)
価格は136,500円です。その他、ロード用ホイールの新型として重量わずか
1,185g(ED10)というCOSMIC CARBONE ULTIMATEがあったんですが、こいつの
価格は420,000円!国内入荷40セットでそのほとんどがプロの手に渡るそうです。
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