2019-05-10

chromag STYLUS27.5/ML

試乗車です。初chromagです。今回は身長170cmの自分にとってベストなハードテールをジオメトリーから選びました。というのもTRANSITIONが始めたSBG(スピードバランスジオメトリー)をハードテールでもできないかと考えたのが始まりです。条件的には①ホイール径に対しショートオフセットの組み合わせが可能②リーチは450mm以上③スタックは610mm前後④ヘッドアングルは65度以下⑤シートアングルは75度以上⑥ホイールベースは1200mm以上⑦シートチューブ長は160mm以上のドロッパーの使用前提で420mm以下⑧チェーンステイは420mm以上⑨BBハイトは320mm以上⑩フォークのストロークは160mm前後、等の条件を元にchromagの19STYLUS、サイズをワンナップさせることにしました。このタイミングで29/27.5+のROOTDOWNではなく、STYLUSにしたのはホイール径やタイヤの太さに依存しない安定感と旋回性をジオメトリーのマジックでハードテールの27.5でも可能にできないかと考えたからです。STYLUSは本来27.5のスタンダードの42mmオフセットフォークが推奨されていますが、ハードテールではまだどこのブランドからもショートオフセットの37mmを組み合わせたものが無いので試したかったのもあります。オフセット量が減るとFホイールがその分手前に来るのでサイズ感がダウンします。そのためのリーチを伸ばす必要があり、MLの465mmのリーチは理想的。19モデルからシートチューブ長が短くされたのもよかった。本国サイトの397mmを期待してたんですが、実際は18モデルに対し-22mmの422mmでギリセーフ。@chromagjapanさんのジオメトリーがほぼ正解です。ただ、ヘッドチューブ長は105mmではなく95mmでした。短いね。。

Fフォークはお試しレンタル中のLYRIK27.5RCの170mm、37mmオフセット。
フォークが170mmのためヘッドアングルは63.5度、シートアングル75.5度、ホイールベースは1,210mm、リーチは465mm。
タイヤはSCHAWLBE HANS DAMPFのフロントが2.6、リアが2.35の組み合わせ。リアタイヤは2.6まで装着可です。
ハンドルはRENTHALのFATBAR35の40mmライズ。ハンドル幅は780mmにカット。ステムはHIFI35の35mm。ステム下に20mm分のスペーサーが入ってます。
ドロッパーはbikeyokeのREVIVE160mm、サドルはchromagのTRAILMASTER。

実際見た目の大きさはありますが、跨ってみると案外大きさは感じません。むしろ予想よりもコンパクト。リーチが伸びた分サドル位置を登りに適したポジションにできましたし、なにより下りでのリア乗りをしないで済むというか、バイクのセンターに乗れるおかげで思いっきり前乗りしやすくなりました。曲げやすい。スピード域の低いコーナーではステア操作が多少忙しくなりますが、ガレたセクションやスピード域の高いところでの安定度は抜群にいい。

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