2019-10-01

CHARGER2.1を自分好みにしてみた

当初試乗車のSTYLUSのフォークは37mmオフセットを試したく、御好意でお借りしていた19モデルのLYRIK RCT3(黒)がついていたのですが、オフセットの相性も問題なかったので数か月前に20モデルのLYRIK ULTIMATE27.5 170mm 37mmオフセット(赤)に交換しました。
ダンパーのCHARGER2.1は超低摩擦なSKFシールとMaximaPlus3wtオイルによりかなりフリクションを抑えたものになったものの RC2 のロー&ハイコンプの減衰が控えめでハードテールで使用するには微妙に不向きに感じました。
LYRIK RCT3の時ほど使えるセッティングが出せなかったため、コンプ側のシムスタックに変更を加えることにしました。


ROCKSHOX2020モデルのLYRIK ULTIMATE RC2。コンプレッションはロー&ハイの2系統調整可。リバウンドはロースピードのみ。
CHARGER2.1をバラすのに必要なツールの10mmのロングソケットは市販品を加工しました。
トップキャップカセットツールはROCKSHOX純正品。 それにMaximaPlus3wtオイル 。

赤丸のところのシム4枚をベースに追加、組み替えます。

この変更に関しては、先にLYRIK ULTIMATE 29 150mm 42mmオフセットを18モデルのchromag Rootdownに装着したKさんからの要望もあり、試乗車のSTYLUSのLYRIK ULTIMATE でベースとなる雛形を作ってから施工するつもりでした。それと同じ仕様にしたCHARGER2.1をKさんのLYRIK ULTIMATE 29 150mmに組み付けたところ、想定してたほど変化がなかったので驚いたのですがストローク量の違いによって減衰特性に違いが出たようです。ストローク量が短い方が逆に減衰が強くなるようにしました。なので170mmと150mmのものではシムスタックが違っていますが、動かした状態ではコンプ側減衰の発生を近いものにしました。このあたりはヘッドアングルの影響もあるかもしれませんので、ストロークの違いというより車体に合わせたと言うべきかもしれません。
また、エアスプリング側ではノーマルのトークンの仕様(170mmで1個、150mmで2個)に1つトークンを追加、エア圧もメーカー推奨に比べ+15psiほど上げました。これでかなり中間域のサポートが良くなりました。体重が68kgのKさんの150mmでは85psi、体重85kgの私の170mmで95psiです。サグは両方とも22~25%取れています。
参考までに私の現在のセッティングは、エア圧95psi、トークン2個、LC-9クリック、HC-3クリック、LR-12クリックです。
今日よく行くトレイルで試したんですが、驚くほど良くなってました。走り終わるまでフォークのセッティングを二人とも全く変更しないでよかったぐらい。フロントフォークの動きが良くなった分、リアタイヤが跳ねまくるようになったので1.0~1.1barまでエア圧を落としたところやっと満足できるイメージ通りの走りができました。2.35”で1.0bar前後というのもタイヤインサートを入れてなければできないんですが、トレイル用のセットアップとしてはなんとか許容範囲かなと。

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